湿度計 その2

2008年10月11日

本日の記事は 湿度計 の続きです。
実験室倉庫から出してきた三種類の湿度計、その読みが異なることを不思議に思ったK先生が、それぞれの仕組みを調べ始めましたところから続きます。

二つの湿度計の仕組みはわかったのですが、最後の一つ
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この湿度計の仕組みを見ようと裏板の取り外しを試みるのですが、なかなか開けらません。
がっちりと固定されています。
業を煮やしたK先生が、ニッパーを取り出してきました。
えええ?分解じゃなくて、壊しちゃうのですか????

あっという間にぱっかりと、外枠が切られてしまいました。
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あ〜あ…
まぁ、ボンドでくっつければ元に戻りますが。。。
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では、お待ちかねの機構部分、裏面を見てみましょう!
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え?これだけ???

これには、K先生だけでなく、物理スタッフ全員がびっくりいたしました。
これだけなのに、○万円もするの?
っていうか、これでちゃんと湿度計になっているの??
一体仕組みは何?
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中心についている部品を拡大したのがこちらです。
ゼンマイが二枚組み合わさっています。
バイメタルのようにも見えますが、バイメタルでは温度は測れても湿度は測れないはず。
水蒸気を感じて伸び縮みする金属なんて聞いたことがないですよね。。

調べてみると、バイメタル式湿度計というものだと分かりました。
とはいえ金属が二枚張り合わさっている訳ではなく、金属と感湿剤(湿度により収縮率が変化するもの)を張り合わせて出来ているようです。
感湿剤が伸び縮みするとゼンマイの中心についている指針が回転する仕組みのようです。
ゼンマイが二つ付いていましたが、一つは温度計用のバイメタルだと思います。
湿度も温度によって補正する必要がありますから、これはごく簡単な仕組みですが性能は良いのではないでしょうか。

湿度はさらに、気圧によってもわずかに影響を受けます。
温度、気圧も測定できる毛髪湿度計が、実験室にあったものの中ではもっとも性能が良いようです。

それにしても、ゼンマイがついているだけだなんて…
お勉強になりました。


文責 Y

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