レーザー その2

2007年10月19日

先日『ガリレオ』というドラマを見ました。
変人の物理学者が出てくる!というので楽しみにしてたのですが、物理をやっている人間が見ると、なんだか純粋に楽しめないんですよね。。
いえ、話はとっても面白かったのですが、どーでもいいような事が気になっちゃうんです。
例えば、炭酸ガスレーザーがそれ用のミラーに当たっても、あんな風にバチッって音がして火花が出たりしない!とか。(火花が出るようなミラーじゃ危なくてしょうがないですよね。)
あんな短時間のレーザー照射(4〜5秒?)で、炭になるほど燃えるのか?とか。
金属加工用の炭酸ガスレーザーの出力は、1000〜4000Wだそうです。
家庭用のガスコンロと同じくらい。
うーん、、炭にはならないような…

とまぁ、そんなどうでも良いことを考えていると、補助員Kさんが倉庫からレーザーを見つけ出してきて下さいました。
こちらもまた古いもののようで、1986年に購入と書いてありました。
20年前…
私が生まれる前だな(嘘)
早速カバーを外してみました。
こちらもまだまだしっかり動作するようで、実験にも使えそうです。
laser2-1







ただ…
現在実験で使っているレーザー発振管には、ガラス板がブリュースター角になるように設置されているんです(ブリュースター窓)。
なので、出てくるレーザー光は偏光したもの。
実験ではこの偏光面を偏向板で確認したり、ガラス板のブリュースター角を求めたりしています。
今回発掘されたレーザーにはそれがついていませんでした。
学生実験に使う時には、どうしよう。偏向板をもう一枚用意しようかな。

ちなみに、こちらはKさんのお宅にあったレーザーです。
laser2-2







もちろんこちらも分解〜♪
laser2-3







ずいぶんとコンパクトな発振管が出てきました。
レーザー光の出力強度はだいたい発振管の長さに比例します。
こちらは実験で使うにはちょっと出力が足りないですね。残念。


それにしても、家にこんなものがあるなんて…。
Kさんって一体…



文責 Y

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