昭和6年

2007年09月19日

物理学実験室で、図書の貸し出しを始めました!という記事を以前書きました。
コチラ
しかし実は、図書の貸し出しは以前から行っていたんです。
以前のものは本棚に扉があったためか、手に取りにくかったようで、ほとんど利用はありませんでした。
その本棚、中身はこんな感じでした。
book01







なんとも、古い本がいっぱい。

中にはこんな本も!
表紙
book02








最終ページ
book03







電気工学ポケットブックです。
昭和12年に発行されたもので、値段はなんと6円50銭!
なぜか最終ページには人工呼吸の方法が…
挿絵の人は、ちょび髭の紳士のように見えます。
中はこんなかんじ。
book04








列車運転?と読むのでしょうか。
旧漢字ばかりで、解読が大変です。

こんなものもありました。
昭和58年の高校物理の教科書です。ほぼ未使用状態でした。
お○鑑定団に出したら、いくらになるかな…
book05








履修内容は今のものと大きな違いはありませんが、文章が多く、知識がぎゅっと詰まっている印象を受けました。
慣性モーメントやブラウン運動、分子の平均自由行程などの項もありました。

そして、物理実験室で発見(?)された最も古い本がこちら。
昭和6年発行の『物理学実験基礎』です。
定価3円90銭。
発行者のところをよーくみると「東京都」ではなく「東京市」になってます!わお〜
book06







中はこんな感じ。
文語調で書かれています。
しかも、図中の字は手書きですね。
book07








昭和9年というと、今から76年前です。
電機大学の歴史を感じました。


文責 Y

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