2009年08月

楽しい分解♪ 分光光度計 その2

2009年08月26日

今日も楽しい楽しい分解の様子をご紹介します。
調子にのって、過去に分解したものをまとめた「分解♪」のカテゴリを作ってみました。(記事左側のカテゴリ欄をご覧ください)
私も分解してみたいなぁ♪と思った皆様、どんどん分解しちゃってください♪
ただし!
安全には十分にお気をつけ下さい。
やけどや細かい部品による怪我はもちろんのこと、コンデンサ等の充電部品を十分に放電させること、間違っても作業中にスイッチをいれないこと、「修理」しないこと(分解は壊すことが目的です。修理をしたいのなら、メーカーさんに持っていってください。ふたを開けた後では、メーカーの保障は使えませんよ!)。
このブログを見て分解したら、とんでもない目に合った!と言われても、実験室では一切の責任を負いません。自己責任でお願いいたします。

さて、今日は先日分解した分光光度計の続きです。
前回はこの分光光度計の外箱を外し、
B1-1










こんな中身が見えたところまでご紹介しました。
B1-4










では早速、右上の大きな金属板を外してみましょう。
じゃーん
k-1










出てきたのは真っ黒な空間です。
いろいろなところに鏡が配置されているので、ここは光が通る空間でしょう。
k-2










でも、どこをどう光が通るのでしょうか。

眺めていてもよくわからないので、レーザーポインタを使って光賂を確認してみました。
k-3










光源を出た光が回折格子で分光され、その先のハーフミラーで二つに分かれて…



あれ?続きはどうだったっけ??
k-4










すいません、Yの記憶では続きが思い出せません(汗
ととととりあえず、二つの光はその先にある二つの回転ミラー(連動して動くようになっています。この仕組みがまたすごい!)に行き、このミラーの回転角で波長を選択できるようになっていました。
で、任意の波長の光を二つのサンプル(測定試料と参照試料)に入れるようになっています。
k-4-2










サンプルを通った光はこちらの真っ黒な部屋に入ってきます。
k-5










で、鏡で反射させて、凹面鏡で光を集めて、サイドオン型の光電子増倍管へ入力します。
光電子増倍管は入って来た光を電気に変えるもので、光の量を測定できます。
ノーベル賞で有名になったカミオカンデでも使われているアレです。
こちらがそのアップの写真。
k-6










高そう〜〜〜

ざっと光路を紹介しましたが、ここに並んでいる一個一個の部品がまたすごいんです!
どうスゴイのかはまた次回に。


文責 Y


楽しい分解♪ 分光光度計 その1

2009年08月07日

先週、私が電大に来てから間違いなくベスト1な、すっごくすっごく楽しい分解をしてしまいました。
いやもう、どの一つをとっても作った人のアイディアが感じられて、素人な私が見ても構造がすごく分かりやすく出来ていて、とにかくもう、興奮しまくりな一日でした。

そのすごく楽しかった様子をすぐにでもアップしたいのですが、書きたい内容が多すぎるので、
数回に分けてアップしますね。
細かいところまで書くと、ブログネタ3か月分くらいになるかも(笑)

今回分解することになったのはこれ
B1-1












古い分光光度計です。サンプルに光を当てて、その吸光度などを調べる装置です。
20年以上前のもので、ここ数年は使用していませんでした。
データの出力にペンレコーダーが使われています。ペンレコーダーの時点で、興奮気味な私。。。
右下のふたを開けると、サンプルホルダーがありました。
参照用と測定試料用に、ホルダーが二つあります。
B1-2












右上の部分には光源がありました。
紫外光の出る電球のようです。電球の保護材が粉々になって、散乱しています。
B1-3












もう廃棄するとのことなので、物理コースの学生さんと一緒に、遠慮なく、隅々まで分解しちゃうことにしました♪

まずパカッとケースを開けると、出てきたのは年代物の基盤!
いっぱい並んでいます。
B1-4












ひとつ取り出してみましょう。
これはCPUのようです。何ビットだろ?
B1-5












これを見て、すでに大興奮のK橋くん。
今のPCに入っているCPUなんて、500円玉サイズですよ。
B1-6












こちらはRAM
今ではUSBメモリの中に入るサイズなのに…
こんなに大きいけど、いったいどのくらい書き込めるのでしょう。。。
B1-7












こちらはどでかいコンデンサ
比較するものがないと大きさが伝わらない!!!とマッキーを持ってきてくれたK曽戸くん
まるでコンデンサの森のようでした。
B1-8













おおっと、基盤だけで一日分になっちゃったよ。
まだ一番外側のケースを外しただけなのに。
次回は大興奮な光賂部分をお届けします。(多分)

文責 Y

オープンキャンパス

2009年08月03日

8月1日に予定されていた電大理工学部のオープンキャンパスは、新型インフルエンザの感染拡大を防ぐため、中止となりました。
楽しみにしていた皆様、わざわざお越し頂いた皆様、申し訳ございませんでした。
せめてものお詫びに、前回6/13に開催されたオープンキャンパス・ワークショップ「磁石マジック」の様子をご紹介いたします。

こちらはこのブログでも紹介した、渦電流を使ったコイン選別機です。
open2










高校生よりも興味津津なY名先生
磁石を使うとコインの種類によって落ちる位置が変わる、ということよりも、
何も外力を加えなければ、コインの落下位置はいつも同じだということに皆さん驚いていました。
このことはモンキーハンティングの例題などで高校生にも馴染み深いと思っていたのですが、実際に目にすると「すごい!!!」と感じるようですね。

こちらは大人気だった磁性流体です。
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ただの黒い液体なのに、磁石を近づけるとこんな風にツノが出てきます。
面白いので動画を撮ってみました。
磁石からの距離とツノの本数に注目!
→磁性液体の動画←

私Yは以前、この磁性液体を使用したアート作品を見たことがあります。
スピーカーやマイク(どちらも電磁石を利用していますよね)とこの磁性流体を組み合わせ、音に反応して液体が踊るというもの。
You○ubeでも見ることができますよ。興味があれば検索してみてください。

こちらは物理コースの学生さんK藤くんがはまっちゃったガウス鉄砲。
ドラマ「ガリ○オ」の映画版で、オープニングに登場したそうです。
open4

















K藤くんは、磁石をどのような間隔で、鉄球との並びはどの順番で並べると、飛び出す球が速くなるのか実験していました。
かなーり速くなった動画がこちら。
速すぎて、何がなんだか良く分かりません。。。
→ガウス鉄砲←
一番初めの鉄球は手で弾いているわけではなく、そっと置かれているだけです。
普通、磁石がなければ、始めに衝突した球と最後に飛び出す球の速さは同じか、始めより遅くなりますよね。
でも磁石があると、鉄球は磁石に吸い寄せられてどんどん加速してぶつかります。
飛び出す球はぶつかったときとほぼ同じ速さで飛び出し、またその先にある磁石に吸い寄せられて加速します。
で、最後にはこのスピード!
高校生のみなさんにも大うけでした。

この他にも、磁石で動くスライムや、渦電流を利用したマジックなど、高校生の皆さんだけでなく、保護者の方々、教職員も楽しめる企画がいろいろありました。

次回のオープンキャンパスは8/21,22です。
面白企画を用意していますので、ぜひぜひいらして下さいね。
詳細はコチラ
http://www.cse.dendai.ac.jp/admission/open_campus.html
H先生によるミニ講座も行われます。
お待ちしています。


文責 Y

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