2008年10月

M研究室 活動報告

2008年10月21日

物理学コースM研究室(自然科学研究室)では、よく山へ研究に出かけています。
その美しい山の写真を見せていただくたびに、うらやましくてうらやましくてしょうがないのですが、山へ行くには相当の覚悟が必要なようです。
今日もM研究室Kくんは、数10kgの研究機材を背負って、電大の山の中をうろうろうろうろしていました。
その姿はかなり目立つようで、土木・建築系の研究室の先生から「うちの研究室にこないか?」とスカウトをうけたそうな。
帰ってきてからはもうぐったりとして、いつも以上に動きと口数が少なくなっていました…
今日はそんなM研究室の活動報告を、M研究室Kくんが紹介してくれます。

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M研が学外で研究活動をしたので,
ブログに載せようという事になりました.
そこで,おおよそ1年ぶりにM研の活動を紹介することになりました.

行動開始地点の標高:2117m
最高地点:2400m
移動距離:10360m
集合時刻:3:00
解散時刻:同日16:00
集合地点から車での行動開始地点への移動に費やした時間:約3時間(片道)

この値はM研の研究の一環として,
八ヶ岳に行った時の行動結果.

標高2000m以上の山の木々が研究の対象な為に,
埼玉県から長野県の中央付近にある八ヶ岳の「縞枯山」に行った.
研究室在籍3年目になったので,経験を積み,慣れてきて風景を楽しむ余裕が出てきた.
(研究室在籍1年目の最初の登山では,ペースが分からず直ぐにバテタのは苦い思い出.)
風景の1例として↓
M1




この付近には大きな町が無いので,遠くまで自然を見ることが出来た.
この場所からは,中央アルプスや南アルプス,群馬県と長野県の境にある浅間山,
奥秩父の金峰山,奥日光の日光白根山などの名山を見ることが出来て,気持ち良かった.
(富士山を見る事が出来るのではないかと期待したが,手前の立派な奥秩父の山々に視界が阻まれ,
富士山を見ることは出来なかった.)

また,木々が多いのでこのような道(↓)も通過した.
M2




この道に入ったら,暑くも寒くも無く,気持ち良く歩ける道だった.
植生も豊かで,色々な植物があり珍しい物を見てきた.
また,色々な植物が実をつけていた.
普段の生活の中だと,食べられるのか,食べられないのか分からないので食べないのだが,
(大学のスタッフの方に詳しい方がいらっしゃるので,野生の植物の拾い食いをたまにしている.)
先生が判断できるので,新鮮な実を食べてきた.
ウスノキの実などを自然の中で見て,食べる事が出来て面白かった.

閑話休題.
この,学外での研究登山の目的を真面目に紹介すると以下の通り.
緑が多い場所がある一方で,このような場所(↓)がある.(だから研究の対象にしているの.)
M3










この違いは何なのか.
多くの研究者が,栄養素や虫,自然に起きる更生の1種だと様々な説を唱えている.
大学に入る前は,酸性雨によると思い込んでいたから,未だに結論が出ていな事に驚いた.
「思い込み」は危険だと分かったので,気をつけるように心がけたい.

高校生の時は,自然環境問題を解くには生物学の知識が最も重要だと考えていた.
しかし,自然界は物理法則で説明することが出来るので,環境問題を解く場合に,
生物学よりも物理学の知識の方が重要な場合が多い事を勉強した.
高校生の時から物理学を学んでおけば良かったと思う.

物理学は,生活の様々な場面に関わっているので,分かると面白い.

文責K


湿度計 その2

2008年10月11日

本日の記事は 湿度計 の続きです。
実験室倉庫から出してきた三種類の湿度計、その読みが異なることを不思議に思ったK先生が、それぞれの仕組みを調べ始めましたところから続きます。

二つの湿度計の仕組みはわかったのですが、最後の一つ
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この湿度計の仕組みを見ようと裏板の取り外しを試みるのですが、なかなか開けらません。
がっちりと固定されています。
業を煮やしたK先生が、ニッパーを取り出してきました。
えええ?分解じゃなくて、壊しちゃうのですか????

あっという間にぱっかりと、外枠が切られてしまいました。
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あ〜あ…
まぁ、ボンドでくっつければ元に戻りますが。。。
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では、お待ちかねの機構部分、裏面を見てみましょう!
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え?これだけ???

これには、K先生だけでなく、物理スタッフ全員がびっくりいたしました。
これだけなのに、○万円もするの?
っていうか、これでちゃんと湿度計になっているの??
一体仕組みは何?
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中心についている部品を拡大したのがこちらです。
ゼンマイが二枚組み合わさっています。
バイメタルのようにも見えますが、バイメタルでは温度は測れても湿度は測れないはず。
水蒸気を感じて伸び縮みする金属なんて聞いたことがないですよね。。

調べてみると、バイメタル式湿度計というものだと分かりました。
とはいえ金属が二枚張り合わさっている訳ではなく、金属と感湿剤(湿度により収縮率が変化するもの)を張り合わせて出来ているようです。
感湿剤が伸び縮みするとゼンマイの中心についている指針が回転する仕組みのようです。
ゼンマイが二つ付いていましたが、一つは温度計用のバイメタルだと思います。
湿度も温度によって補正する必要がありますから、これはごく簡単な仕組みですが性能は良いのではないでしょうか。

湿度はさらに、気圧によってもわずかに影響を受けます。
温度、気圧も測定できる毛髪湿度計が、実験室にあったものの中ではもっとも性能が良いようです。

それにしても、ゼンマイがついているだけだなんて…
お勉強になりました。


文責 Y

湿度計

2008年10月09日

長ーい夏休みが終わり、後期にも開講される一般物理学実験の準備をしていたときのことです。
なんと、実験器具にさびが!!
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これまで○十年と使ってきた装置ですが、さびた事なんて無かったのですよ。
それがどうして急に…
実験室が三階から一階に移転したからでしょうか…
一階に実験室を構える化学コースのY先生にお聞きしたところ、
「化学コースでは、実験机を新しく買い替えたら器具が錆びるようになった」
とおっしゃっていました。
昔の机は木製で、湿度をよく吸ったけど、今の机は(木製だけど)表面をコーティングしてあるから湿気を吸わないみたいです。
やはり日本人が長年愛用してきた「木」は、日本の気候に合っているのでしょうね。
とはいえ、今更実験机を木製に変えることはできません。
これ以上さびが進まないように出来る対策としては、
.┘▲灰鵑僚湿機能を活用する
■棒萓犬実験で使用していたでっかい除湿機を運び入れる
の二案が挙がりました。
どちらにせよ、実験室にはどのくらい湿気があるのか、除湿機を使うとどれほどの効果が得られるのかを測定してみなければなりません。
ということで、実験室の倉庫から、使われなくなっていた湿度計を探し出してみました。

美術館においてありそうな、クオーツ時計内蔵の湿度計(温度と気圧も同時に測定できます)
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よく見かける湿度計
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デジタルの湿度計
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…あれ?何か変ですね。
皆さんは気が付きましたか?
もう一度、一番上の湿度計をよーく見てみましょう。
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分かりましたか?
同じ場所に置いてあるのに、湿度の読みが三つとも違うんです!!!
さて、どれが正しいのでしょうか。

一番上の高級そうな湿度計は、毛髪式の湿度計です。
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茶色い紐のようにみえるもの、実は人間の髪の毛なんです。
これが膨張したり収縮したりする時にかかる力を読み取っているんですね。
フランス人の若い女性の髪の毛が最も良いそうですよ。

デジタルの湿度計は、センサー部分のボックスを開けるとこのような部品が出てきました。
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白い四角い部品の先に、和紙のようなものが見え隠れしているのが分かりますか?
ここに空気中の水分が吸着させるようです。
水分が吸着すると抵抗値が変わります。この様子から湿度を読み取るのだと思われます。

最後は真ん中の湿度計ですが…
あれ?がっちりと蓋がしてあって、開かないようになっていますよ???
おかしいなぁ。
どうにもこうにも開かないのを見て、K先生がニッパーを持っていらっしゃいました。
せ、先生、壊す気ですか???

K先生の知的好奇心はとどまるところを知りません。
(次回へ続く)
ひっぱってスイマセン。。


文責 Y


2008年10月08日

今日、電大広報 Cat's eyeの編集部の学生さんが、ブログのことで聞きたいことがあると訪ねてきました。
え?なんだろう、どの物理実験のことかなぁ〜♪と思っていたら、
「キノコのことについて伺いたいのですが…」ですって…
物理実験室のブログのはずなのに、すっかりキノコブログになっちゃいましたね。。。
このままではいけない!物理のネタを書かねば!!
と、気持ちを新たにしたのですが、今日もやっぱり電大で採れる食べ物のお話です。

秋といえば栗ですよね。
電大にも栗がいっぱい落ちています。
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ほら♪
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こっちにも♪

電坂の途中にもたくさん落ちているので、気がついた人も多いのではないでしょうか。
もちろん、それを見逃す物理実験室ではありません♪
お昼休みに、スタッフKさんとM研Kくんが栗をたくさん拾ってきてくれました♪
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大きなボウルに山盛り♪
早速茹でていただきました。

次の日には一部を焼き栗にしました。
やかんに入れて、かき混ぜながらよーく焼きます。
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周りが焦げて、鬼皮に亀裂が入ってきたら食べごろです。
熱いうちに食べてしまいなさい!と、懸命に栗を割ってくださるK先生。

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先生が割ってくださるそばからホックホクの栗をいただきました。
栗の味がしっかりと詰まっていて、とても美味しかったです☆

この後、例にもれずK先生のいたずら…じゃなかった、知的好奇心からくる分解が始まるのですが…
それはまた次回のブログにて。


文責 Y


ブログ管理者