2008年09月
クラドニ図形
2008年09月19日
その昔、約250年ほど前、クラドニ(Chladni)という物理学者が、『音を可視化する』方法を開発しました。
音は耳で感じるものですが、これを目で見えるようにするんですよ?すごくないですか??
一体どうやって可視化するのか?
物理をよく知っている人は、「きっとこうしてあーして…」と思い浮かぶと思います。
今日は物理実験室バージョンをご紹介しましょう♪
用意するものは、
板、ファンクションジェネレーター等音の出るもの、スピーカー、適当な粉(実験室ではあじ塩を使用)、気合、好奇心
などです。
まず、スピーカーの中心部分、最も振動するところにねじを取り付け、板が固定できるようにします。
板をしっかりと固定したら、その上に粉を均一に撒いて、ファンクションジェネレーターからある周波数の音をスピーカーに入力します。
しばらく待つと…
ほら♪
模様が出てきました。
動画でも確認できます。→こちらから動画が見れます←
が、周波数(音の高さ)を変えても、この模様以外のものが現われてきません…ううむ。。
アクリル板だと、金属板に較べて柔らいのでエネルギーが吸収されてしまうのでしょうか…
金属板に変えて、再び挑戦です。
まずは丸い金属板を使用してみましょう。
おお♪
きれいな同心円が現われました。
入力する周波数を上げると、円が三つに増えるんですよ。
円が動く瞬間の動画→こちらから動画が見れます←
続きまして、四角い金属板でやってみましょう!
お塩を均一にまいて…
まずは低い周波数(低い音)を入力!
模様が現れてきました♪
アクリル板よりも金属板の方がくっきりと模様がでますね。
周波数(音の高さ)を少し上げてみましょう。
模様が変化しました!
さらに周波数を上げてみましょう。
おお!○×みたい。
さらに周波数を上げると…
円形に近い模様が現われました。
物体を振動させると音が出ますが、逆に音は物体を振動させることもできます。
音を出して板を振動させると、板全体は一様に上下運動をするわけではなく、波をうつように運動します。大きく振動する部分(腹)では撒いておいたお塩がはじき飛ばされ、ほとんど振動しない部分(節)周辺にそれが集まってきます。その結果、幾何学模様が出てきます。
この腹と節の部分は、音の周波数(高さ)と板の大きさや硬さ等によって現れる場所が異なってきます。周波数を変えると模様が変化するのはこのためです。
なかなか面白いでしょ♪
やってみたいけど、家にファンクションジェネレーターなんて無いよ…という方!
この実験は家でも簡単にできちゃいます。
で○じろう先生がTVでやっているのを見た方もいらっしゃるのではないでしょうか。
底の丸いボウル(調理用のボウル)にビニールをピンっと張って、お塩をまいて、それに向かって「あー」と叫んでみてください。
声の高さを変えてみたり、声ではなく楽器でやってみたりすると、いろんな形が見れると思いますよ。
あ、もちろん物理実験室でも体験できますので、やってみたい方は実験室までどうぞ♪
文責 Y
音は耳で感じるものですが、これを目で見えるようにするんですよ?すごくないですか??
一体どうやって可視化するのか?
物理をよく知っている人は、「きっとこうしてあーして…」と思い浮かぶと思います。
今日は物理実験室バージョンをご紹介しましょう♪
用意するものは、
板、ファンクションジェネレーター等音の出るもの、スピーカー、適当な粉(実験室ではあじ塩を使用)、気合、好奇心
などです。
まず、スピーカーの中心部分、最も振動するところにねじを取り付け、板が固定できるようにします。
板をしっかりと固定したら、その上に粉を均一に撒いて、ファンクションジェネレーターからある周波数の音をスピーカーに入力します。
しばらく待つと…
ほら♪
模様が出てきました。
動画でも確認できます。→こちらから動画が見れます←
が、周波数(音の高さ)を変えても、この模様以外のものが現われてきません…ううむ。。
アクリル板だと、金属板に較べて柔らいのでエネルギーが吸収されてしまうのでしょうか…
金属板に変えて、再び挑戦です。
まずは丸い金属板を使用してみましょう。
おお♪
きれいな同心円が現われました。
入力する周波数を上げると、円が三つに増えるんですよ。
円が動く瞬間の動画→こちらから動画が見れます←
続きまして、四角い金属板でやってみましょう!
お塩を均一にまいて…
まずは低い周波数(低い音)を入力!
模様が現れてきました♪
アクリル板よりも金属板の方がくっきりと模様がでますね。
周波数(音の高さ)を少し上げてみましょう。
模様が変化しました!
さらに周波数を上げてみましょう。
おお!○×みたい。
さらに周波数を上げると…
円形に近い模様が現われました。
物体を振動させると音が出ますが、逆に音は物体を振動させることもできます。
音を出して板を振動させると、板全体は一様に上下運動をするわけではなく、波をうつように運動します。大きく振動する部分(腹)では撒いておいたお塩がはじき飛ばされ、ほとんど振動しない部分(節)周辺にそれが集まってきます。その結果、幾何学模様が出てきます。
この腹と節の部分は、音の周波数(高さ)と板の大きさや硬さ等によって現れる場所が異なってきます。周波数を変えると模様が変化するのはこのためです。
なかなか面白いでしょ♪
やってみたいけど、家にファンクションジェネレーターなんて無いよ…という方!
この実験は家でも簡単にできちゃいます。
で○じろう先生がTVでやっているのを見た方もいらっしゃるのではないでしょうか。
底の丸いボウル(調理用のボウル)にビニールをピンっと張って、お塩をまいて、それに向かって「あー」と叫んでみてください。
声の高さを変えてみたり、声ではなく楽器でやってみたりすると、いろんな形が見れると思いますよ。
あ、もちろん物理実験室でも体験できますので、やってみたい方は実験室までどうぞ♪
文責 Y
タマゴダケ2008
2008年09月05日
ご無沙汰しております。
久し振りの記事がコレというのも何ですが、今年も電大の敷地にタマゴダケが出てきました!
ほら、こんなに!!!
ちょうどタマゴから出てくるタマゴダケもありました。
収穫するK先生。
先生の後ろにもタマゴダケが!!!
こっちにも、こっちにも、こっちにも…
ちなみに、写真奥は校舎です。
(クリックで拡大します。)
え?こんなキノコが食べられるのかって?
昨年も美味しく頂いてますから、今年もきっと大丈夫ですよ♪
電大駐車場の隣には、黄色いタマゴダケも生えていました。
キタマゴダケは、赤いものよりも希少なのだそうです。そしてお味もよいのだとか。
しかし、キタマゴダケにすごーく良く似た毒キノコもあるそうで、注意が必要です。
キノコマスターKさんは
「黄色いやつは、食べるものが無くなったら手を出すことにしましょう」
と、今回は断念。
K先生はすごーくすごーく採りたがっていました。
K先生のことなので、もしかしてこっそりお鍋の中に入れていたりしないですよね?大丈夫ですよね???
ほんの10分ほどで、こんなにも大量に採れました♪♪♪
あれ?黄色いタマゴダケが??!??!!
収穫したタマゴダケは、さっそくKさんがお吸い物にしてくださいました。
大変美味しゅうございました☆
…しかし、まだまだまだまだあるタマゴダケ。
売ったらいくらになるのでしょう。
M先生曰く、「タマゴダケを食べたいがために、山に登る人もいるくらいだ」とのことです。
知ってる人は、松茸よりも高く買ってくれるのではないでしょうか。
知らない人にとっては、頼まれても食べたくないような色のキノコですけどね。。。
こちらは若いタマゴダケ。
まだ白いマユのようなものにくるまれている様子は、キノコには見えないですよね。
個人的には、カサが開く前のタマゴダケの方が美味しいように思います。
これを見て、美味しそう♪と思ってしまう私は、キノコの毒にやられてしまったのでしょうか…
タマゴダケはあまり保存が利かないそうです。
食べきれなかったタマゴダケは、贅沢にも姿煮にしてしまいました♪
週明けのお昼に、皆でいただきます。
いいでしょ〜〜
しかし…果たして、月曜に無事全員集まるでしょうか…。
美味しく頂いたものの、本当は毒キノコなのでは…と思ってしまったりします。
どきどき…
後期に物理の授業が開講されなかったら……これが原因だと思ってください。
文責 Y
久し振りの記事がコレというのも何ですが、今年も電大の敷地にタマゴダケが出てきました!
ほら、こんなに!!!
ちょうどタマゴから出てくるタマゴダケもありました。
収穫するK先生。
先生の後ろにもタマゴダケが!!!
こっちにも、こっちにも、こっちにも…
ちなみに、写真奥は校舎です。
(クリックで拡大します。)
え?こんなキノコが食べられるのかって?
昨年も美味しく頂いてますから、今年もきっと大丈夫ですよ♪
電大駐車場の隣には、黄色いタマゴダケも生えていました。
キタマゴダケは、赤いものよりも希少なのだそうです。そしてお味もよいのだとか。
しかし、キタマゴダケにすごーく良く似た毒キノコもあるそうで、注意が必要です。
キノコマスターKさんは
「黄色いやつは、食べるものが無くなったら手を出すことにしましょう」
と、今回は断念。
K先生はすごーくすごーく採りたがっていました。
K先生のことなので、もしかしてこっそりお鍋の中に入れていたりしないですよね?大丈夫ですよね???
ほんの10分ほどで、こんなにも大量に採れました♪♪♪
あれ?黄色いタマゴダケが??!??!!
収穫したタマゴダケは、さっそくKさんがお吸い物にしてくださいました。
大変美味しゅうございました☆
…しかし、まだまだまだまだあるタマゴダケ。
売ったらいくらになるのでしょう。
M先生曰く、「タマゴダケを食べたいがために、山に登る人もいるくらいだ」とのことです。
知ってる人は、松茸よりも高く買ってくれるのではないでしょうか。
知らない人にとっては、頼まれても食べたくないような色のキノコですけどね。。。
こちらは若いタマゴダケ。
まだ白いマユのようなものにくるまれている様子は、キノコには見えないですよね。
個人的には、カサが開く前のタマゴダケの方が美味しいように思います。
これを見て、美味しそう♪と思ってしまう私は、キノコの毒にやられてしまったのでしょうか…
タマゴダケはあまり保存が利かないそうです。
食べきれなかったタマゴダケは、贅沢にも姿煮にしてしまいました♪
週明けのお昼に、皆でいただきます。
いいでしょ〜〜
しかし…果たして、月曜に無事全員集まるでしょうか…。
美味しく頂いたものの、本当は毒キノコなのでは…と思ってしまったりします。
どきどき…
後期に物理の授業が開講されなかったら……これが原因だと思ってください。
文責 Y