2007年12月

半田

2007年12月18日

後期最後の物理学実験が終わりました!
残すは補習実験のみ。

物理学実験最後の授業は、どのクラスも回路のお勉強。
半田付けをして、簡単な回路を組みます。
半田付けが始めてだという人もいるのに、皆なかなか上手に作っていました。

…と、その一角で遊んでいる学生さんを発見!
回路作りが早く終わったので、余った半田を溶かして遊んでいる模様。。。
まぁ、回路は上手に作れているし、授業も終わったし、余った半田は持ってかえって良いとも言ったけどさぁ…
注意をしようと思ったのですが、彼らがやっていることがなかなか興味深かったので、
思わず写真を撮ってしまいました。

半田は、やったことのある人は分かると思いますが、溶けると水銀のように紙の上を転げまわります。
他の金属同様、半田も表面張力が水に比べて何十倍、何百倍も高いため、広がらずに丸くなるんです。
そして、溶けた半田同士をくっつけると簡単に合体し、キレイな球形になります。
(まるでメタルスライムのようだ…と小学生の頃の私は遊んでいました。。。)
彼らはどこまで大きくなると球形が崩れるのかをまず実験し、次に、これを四角くするためにはどうすればよいのかを考え、紙で作った鋳型の中へ半田を溶かしいれることを考えました。
で、出来たのがコレ。
handa1







うーん、側面は上手くいってるけど、角が四角になってないですね。
サイズが小さいから、表面張力による曲率が邪魔をしているんです。
溶かしている最中も、角が上手くいかない!と彼らは言っていました。
きっと表面張力の良い勉強になったことだと思います。

その次に彼らが考えたのが『溶けた半田を水中に落としたら球形に固まるのか?』です。
どうなると思いますか???
私はキレイな球形になると予想しました。
で、実際にやってみると…
handa2







出来上がったのがコレ。
handa3







見難い写真でスイマセン。
潰れた球形になりました。。

原因は、半田の密度が思ったよりも大きかったことでしょうか。
水に入れると、瞬間にコツっと水底に半田が落ちた音がしました。
半田が固まる前に水底に到達したんですね。
ひっくり返すと、半田の底面はきれいにフラットになっているのが確認できました。
球形にするには、水の温度をもっと下げて、水面から底面までの距離の長い入れ物(試験管とかか?)を用いて…
などと彼らは言っていましたが、今日はココまで。

物事を追求する楽しさ、実験の面白さが、彼らには分かった模様。
最後の最後に、実験の真髄(?)が伝わって良かったです。

文責 Y

でか!

2007年12月12日

これは何でしょう???
con1







高さはボールペンと同じくらい、胴回りは両手でやっと抱えられるくらいのものです。
ダンベルになりそうなくらい重いこの物体の正体は…
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なんと電解コンデンサです。
容量は驚きの100000μF!
μとつける意味があるのか、悩むほどデカイです。
この巨大なコンデンサが勢ぞろいしました!
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このコンデンサは、来年度開講予定のサイエンス実験に登場予定です!
巨大コンデンサにコイルや抵抗をつなげて、RLC回路の実験を行う予定。
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電圧もたっぷり蓄えられるので、予備実験も慎重に行っています。
どきどき。
どんな実験になるかは、来年度のお楽しみです☆