2007年10月

虹の間

2007年10月02日

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ある朝、実験準備室へ行くと、天井にこんな美しい模様が!
思わず見とれてしまう美しさでした。
この虹の発生源はこれ。
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この板です。
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これは一般物理学実験の「光の分光」で使われている回折格子です。
ガラス基板の片面に、直線状の溝が等間隔で掘られています。
光はこの溝で散乱され、様々な波長(色)に分光されます。
実験ではローランド式の分光器を使っています。
こんな感じのものです。
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実験では虹が浮かび上がり、なかなかキレイなのですが、学生さんにはそれを鑑賞する余裕がない模様。。
実験後に指摘されて始めて、虹が出来ていることに気がついたりします。(何の実験だと思ってやってるんだろう…)

ちなみに、虹って七色でしょうか?
色って、人間の主観で何色にでも分けることができます。
虹も、青と緑の間に青緑を入れてみたり、エメラルドグリーンをいれてみたり、浅黄色を入れてみたりすると、七色だったものが10色にも20色にも分けることができます。
逆に、青と藍を一緒にしてみたり、赤とオレンジを一緒にしてみたりすると、色は少なくなります。
日本では、昔は虹は五色だとされていたのだとか。
じゃぁ誰が『虹は七色だ』って言い出したかというと、どうやらニュートンだったようです。
ドレミの音階(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ)が7音なのに合わせ、色の数を七つにしたそうです。
へーへーへー
ついでにトリビアをもう一つ。
虹の色は赤と黒の二色だ!とする民族が、世界にはあるのだそうです。
黒って…
詳しくはコチラのwebページをご覧下さい。
虹の色数の話

話を、物理実験室に出来た虹に戻します。
実験室に突如現れた虹、私は秋になって日が落ちて来、いままで当たらなかった分光板に太陽光が当たるようになったから出来たとばかり思っていました。
ある日、補助員Kさんが言いました。
「僕が分光板を置いたんだよ。ここを虹の間にしようと思ってね」
…ついに虹まで作れるようになったのですね。恐るべしK籐製作所。


文責 Y

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